大手銀行が資本不足を株式市場から調達するようですが、ベンチャー企業も、大型のファイナンスのニュースが徐々に見られるようになってきました。


今週は、医療機器でも、Sadra Medicalが、$30M(30億円)調達とのニュースがありました。つい数ヶ月前に、この分野のCoreValveという会社が$700M(700億円)で買収されたのですが、これが同分野のベンチャーに好影響を及ぼしているようです。昨年末から今年前半にかけては、ベンチャーが$10M単位で資金調達をするというニュースはまったくといっていいほど聞かれなかったのですが、最近は、こういった資金調達がチラホラみられるようになってきました。


今回もラスベガスで、カジノのディーラーと、私の仕事の話をしていたのですが、ディーラー曰く、「そういうベンチャーは社会のために必要だから、こんな不況くらいで、ダメになってはだめ」とのこと。まさにその通りで、そこにニーズがある限り、あらたな医療機器や治療法というのはどんどん生まれてこなければなりません。


株式市場から、一時の恐怖心が少しづつ薄れて、徐々に、資金が回り始めたのかもしれません。一旦、好循環に入れば、またすべてが上手く回り始める・・・・はずですが、まだ、そう言い切るには早すぎますね。なんとか、この調子で年末くらいまで無事に行って欲しいです。