最近、ワークライフバランスという言葉をよく目にするようになりましたが、この間、ネット経由で日本のテレビを見ていると、株式会社ワークライフバランスという会社の綺麗なおねえさんが、もっともらしく話をしておられました。。

http://www.work-life-b.com/


しかし、そもそも、ワークライフバランスというのは、海外では当たり前の話で、サービス残業や、付き合いでの残業なんか、もちろんなし。仕事があるから、家族の行事を後回しなんてこともなし。単身赴任も普通なら奥さんが許さないので、無理。とにかく、家族>仕事が当たり前なので、そもそも、そんなことを企業がいちいち取り組む必要がない。

それなのに、日本では、こんなコンサルティング会社までできちゃっているわけで、こんな会社にいちいちコンサルを頼まないと、ワークライフバランスを実現できないとは、一体、この国はどうなっているのかと、呆れてしまいました・・・。


「残業ゼロの仕事力」とか「定時で帰る・・・・」とか、いろんな本もでているようですが、いちいち本を読まなくても、そんなことは当たり前なわけです。


まあ、僕の大学の同期とかをみても、毎日、遅くまで働くことが日常化していて、それに疑問すら持っていない。また、奥さんなんかも、自分の親を見て、それが当たり前だと子供の頃から洗脳されているので、まったく文句さえ言わない。子供の顔を見るのは、週末だけ・・・・なんていう人生がまともな人生のはずがないのに、あたかもそれが当然のように思っている日本人がどれだけ多いことか。


そして、会社オンリーのサラリーマン生活が終了したら、妻も子供からも見放され、ひどいケースは、熟年離婚。それまでの希薄な家族関係を後悔して、独り寂しく最後を迎える・・・・なんて、こんな惨めな人生はないでしょう。。。。


家族<仕事なんてことは100%あってはいけないはずなのに、どうして、日本人の価値観というのは、こうも崩れてしまったのか。ほんとに情けないというか、有り得ません。


まあ、コンサル会社でもなんでもいいから、とにかくこの異常国家を正常に戻して欲しいもんです。


ちなみに、僕自身は、これまでいろんな会社に行きましたが、ほぼ定時で帰ることにしていましたので、今後も、どこの会社で働こうが、もちろん、このスタンスは変えません。まあ、仕事の成果というのは、労働時間とは無関係ですからね。